エントリーから決済までのスプレッドコストは1回分?2回分?

FXで新規エントリーから決済までに支払うスプレッドコストはいったい何回分でしょうか?

「1回分でしょ?いやエントリーと決済で合計2回分?」

即答できない方はこの記事をどうぞ。即答できる方はスルー推奨です。

答えは1回分

まずは答え。エントリーから決済までに支払うスプレッドコストは1回分です。

つまりスプレッドが1pipsなら、新規にポジションを建ててそのポジションを決済するまでに1pips分のコストが発生するということです。以下で具体的な数値を使って説明します。

ロングの場合

ドル円で新規に買いポジションを立てて、価格が変わらないうちに即決済した場合を考えます。スプレッドは1pips固定、数量は1,000通貨とします。

買いの場合のスプレッドコスト

上図のように、エントリー時は買いとなるのでAsk価格が適用され、決済時は売りとなるのでBid価格が適用されます。この一連の取引の損益は-10円で、きっかりスプレッド1回分となります。

上図は価格変動なしで考えましたが、決済までに価格が変動した場合でも、スプレッド分のコストは1回分です。ご自身で計算してみてください。

ショートの場合

売りエントリーの場合も、買いエントリーの時と同じ様に考えればOKです。

ドル円で新規に売りポジションを立てて、価格が変わらないうちに即決済した場合を考えます。スプレッドは1pips固定、数量は1,000通貨とします。

売りの場合のスプレッドコスト

上図のように、エントリー時は売りとなるのでBid価格が適用され、決済時は買いとなるのでAsk価格が適用されます。この一連の取引の損益は-10円で、きっかりスプレッド1回分となります。

上図は価格変動なしで考えましたが、決済までに価格が変動した場合でも、スプレッド分のコストは1回分です。ご自身で計算してみてください。

変動スプレッドの場合はどうなるの?

では変動スプレッドの場合だとスプレッドコストはどうなるのでしょうか?

これも図を書いて考えれば解決できます。ロングの場合で2パターン試算してみます。

①エントリー時のスプレッドが広かった場合

最初の例のように買いエントリーして即決済した場合を考えます。ただし、エントリー時はスプレッドが開いていて1.2pips、決済時はスプレッドが1.0pipsだったとします。

エントリー時にスプレッドが開いた場合

上図のように、エントリー時にスプレッドが開いていた場合は、エントリー時と決済時の平均スプレッドが損益、つまりスプレッドコストとなります。

①決済時にスプレッドが広がった場合

では逆にエントリー時はスプレッド1.0pipsで、決済時にはスプレッドが1.2pipsに開いたとします。

決済時にスプレッドが開いた場合

この場合も①と同じく、エントリー時と決済時の平均スプレッドが損益、つまりスプレッドコストとなります。

つまり変動スプレッドの場合は平均スプレッド1回分

上の①②の例のように、変動スプレッドの場合はエントリー時と決済時の平均スプレッド1回分が損益、つまりスプレッド分のコストとなります。

※ただし、スプレッドはAskとBidの中心から上下均等に広がるものと仮定しています。ブローカーによってはそれが上下均等でないかもしれません。そのへんは調査しようがないです。

まとめ

エントリーから決済までに発生するスプレッドコストがどれだけになるかを説明しました。要約すると以下の通りです。

  • 新規エントリーから決済までの一連のトレードで発生するスプレッドコストは1回分。
  • ロングでもショートでも同じ。
  • 変動スプレッドの場合は、エントリー時と決済時の平均スプレッド1回分。

一度頭で理解したら、あとはまるっと覚えてしまえばOKです。

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