MT4 ラインなどのオブジェクトの表示/非表示を切り替えるインジケーター(Mi_ObjectHide)
ラインなどのオブジェクトの表示/非表示を切り替えるMT4用インジケーターを作りました。
ショートカットキーを押すだけの簡単操作です。
一時的にラインを消したい!
チャート分析でラインをたくさん引いていたら、いつの間にか肝心なローソク足が見にくくなってしまった、なんてことはよくありますよね。
ラインを削除してしまえばローソクは見やすくなりますが、それなりの意味があって引いたラインだからできれば削除したくない。
そんな場合に一時的にラインを非表示にすることができたら便利ですね。
ということで作成したのが本インジケーター「Mi_ObjectHide」です。
オブジェクトの表示/非表示をいつでも切り替え
Mi_ObjectHideは、ショートカットキーでラインなどのオブジェクトの表示/非表示を切り替えるインジケーターです。
↑ショートカットキー(デフォルトはOキー)を押すとオブジェクトの表示/非表示が切り替わります。ローソクに集中したい時などに瞬時にオブジェクトを非表示にできます。
対象とするオブジェクトの種類は設定パラメータで指定できます。例えば水平線だけ残して他のオブジェクトを非表示にするといった使い方も可能です。
使用環境について
本インジケーターは、オブジェクトの表示/非表示の状態に関する情報を各オブジェクトの「説明」欄に書き込みます。そのため、オブジェクトの「説明」欄を使用する他のインジケーターとは併用できない場合があります。あらかじめお試し版で動作をお確かめくださいますようお願いいたします。
他のインジケーターのオブジェクトを表示/非表示切り替え
仕様が合致すればという条件付きですが、他のインジケーターが描画したオブジェクトを、Mi_ObjectHideで表示/非表示切り替えすることもできます(下図)。
↑「役に立つけど常時表示でツライ」そんなインジケーターのオブジェクトを気軽にON/OFFできるようになります。
注意:対象はオブジェクトのみです
本インジケーターが表示/非表示切り替えできるのは「水平線」や「トレンドライン」などのオブジェクトのみです。移動平均線のようなグラフィックはオブジェクトではないため、本インジケーターでは表示/非表示を切り替えることはできませんのでご注意ください。
参考として、チャートに描かれているものがオブジェクトなのか、それとも(オブジェクトではない)グラフィックなのかは下記の方法で判断できます。
チャート上で右クリック→「表示中のライン等」→「表示中のライン等のリスト」のウィンドウ内の「すべて」をクリック。ここでリスト内に載っているものはオブジェクトです。
チャートに複数セット可能
Mi_ObjectHideは一つのチャートに複数個セットすることができます。
対象オブジェクトやショートカットキーを変えて、Mi_ObjectHideをいくつかのパターンでセットすれば、キーによって対象とするオブジェクトを変えるといった使い方もできます。
設定パラメータ
設定パラメータは下図の通りです。対象とするオブジェクトを種類や名前で指定することができます。
ポイント:処理対象の指定方法について
【標準の名前のオブジェクト】MT4では手動で描画したオブジェクトは「Trendline 1234」のように、オブジェクトの種類+連番という標準の名前になります。設定パラメータ前半のオブジェクトタイプが並んでいる項目では、それらの標準の名前のオブジェクトに対して処理を行うかどうかをオブジェクトタイプごとに指定します。
【特殊な名前のオブジェクト】他のインジケーターによって描画されたオブジェクトにはほとんどの場合は独自の名前が付けられています。それらの独自の名前のオブジェクトをMi_ObjectHideの処理対象にする場合には、設定パラメータ後半の「名前1~5」にそのオブジェクトの名前の一部を入力してください。その文字列を名前に含むオブジェクトはオブジェクトのタイプに依らずすべてMi_ObjectHideの処理対象となります。
ダウンロード
このインジケーターは下記から入手できます。
- Mi_ObjectHide【お試し版】お試し版はUSDJPYで使えます(無料)
インジケータのインストール方法が分からない人は「MT4にインジケーターを入れる方法(初心者向け)」を参照してください。
バージョンアップ履歴
更新日 | Ver. | 概要 |
---|---|---|
2024年5月10日 | v03 | リリース |
2023年8月29日 | v02 | 非公開バージョン(開発用) |
2023年2月8日 | v01 | 非公開バージョン(開発用) |
まとめ
オブジェクトの表示/非表示を切り替えるインジケーターの紹介でした。
私自身もトレードでスタメンで使っているインジケーターです。どうぞお試しください。
お世話になっております。
以前に「Mi_AllDelete」の記事にコメントさせていただいた者です。
コメントへの追記のご対応ありがとうございました。
早速こちらのインジケーターを導入してみたのですが、
自分の希望していた通りに活用ができそうで、大変ありがたく感じてます。
オブジェクトの名前にキーワードを入れることで管理できるのは本当に便利です。
ただストラテジーテスターでは使用できないようなのですが、これはトライアル版の仕様なのでしょうか?
また、ゴゴジャンのページに飛ぶとページが存在しませんと出てきます。
ストラテジーテスターでも使用できるのであれば製品版を購入したいと考えております。
かなり理想に近いインジケーターでしたので、今後にも期待しております。
Xさんへ
コメントありがとうございます。
本インジケーターはストラテジーテスター非対応です。希望にかなわず申し訳ございません。