MT4 直近トレードからの経過時間を表示するインジケーター(Mi_TradeLapTime)

トレードしていて「エントリーから何分経ったかな?」と気になったことはありませんか?

もしくは「決済から何分経ったかな?」でもかまいません。

トレードプランを立てたり、そのプラン通りにトレードを実行するために、「時間」は必ず気にすべき大事なファクターです。時間を意識してトレードすることで、トレード全体を俯瞰して見ることができるのではないかと私は思います。

そこでトレードの区間時間(ラップタイム)のチェックに便利なインジケーターを作りました!

名付けて『Mi_TradeLapTime』です!

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直近のトレードからの経過時間を表示します

Mi_TradeLapTimeは、直近のトレードからの経過時間をチャート上に表示するMT4用インジケーターです。

実際に使用している様子はこんな感じ(下図)。

Mi_TradeLapTimeの動作概要

↑チャートの右上隅に白いテキストで「Open〇〇 Close〇〇」と表示されている部分がありますよね。これがMi_TradeLapTimeの表示です。

この「Open〇〇」と「Close〇〇」がそれぞれ

  1. 直近のエントリーからの経過時間
  2. 直近の決済からの経過時間

を意味しています。

もちろん表示される経過時間はリアルタイムで更新されます。そして新たにエントリーや決済をした場合には、経過時間がリセットされ、再びゼロ秒からカウントが始まります。

機能はこれだけ。シンプルなインジケーターです。

時間を意識したトレードをしよう!

トレードプランを立てたり、プランに沿って実際にトレードしたりする場合に、時間を意識すると全体像を把握しやすくなります。

例えば下図はドル円1時間足をベースにトレードプランを立てたものです。

時間を意識したトレードプラン

↑上昇チャネル中に、①チャネル下端ラインブレイクのダマシ、②短期レジスタンスを上ブレイク、③チャネル下端ラインとブレイクした短期レジスタンスラインのレジサポ転換が主な根拠。買いでエントリーしてチャネルの上端までの100pips程度を狙うプランです。根拠が若干弱いですがチャネルを再度下割れしたら損切れば損失は小さくできるのでリスクリワードの良いエントリーポイントです。

さて、このトレードプランで注目していただきたいのは、トレードにかかる所要時間を想定しているところです。相場の急変が無ければチャネルの上端にレートが到達するにはざっと12時間ぐらいはかかりそうだと予想しています。

このように、かかる時間を想定しておけば、エントリー後に5分や10分経過しただけでやきもきせずにすみます。また想定時間の間はメンタル的にどっしり構えやすくなるので不必要な見切り決済をしなくてすみます。

さてこのチャート、その後はどう動いたかというと、、、(下図)

その後のチャート

↑プランで予想したとおり、12時間程度かけてチャネル上端あたりまでただりつきました。あらかじめ所要時間を想定しておいて、実際の経過時間を確認しながらポジションをホールドしていれば落ち着いて決済できたのではないでしょうか。

はてさて、説明が少しグダグダになってきましたが、要するにトレードの時間に着目すればトレードの全体像を把握しやすくなって、さらにメンタル的にも有利といいことづくめということです。

そしてMi_TradeLapTimeを使えば経過時間を簡単&正確にチェックできて便利という話です。

ちなみにこのトレードプランはインジの説明のために過去チャートから作成したもので、上記のトレードはすべて仮定の話です。プランそのものの良し悪しではなくて所要時間を想定するという部分をお伝えしたいのです。

その他の利用シーン

上で述べた以外にも次のような副次的な効果があるかもしれません。

ポジポジ病のリハビリに

ポジポジ病の人は「決済後一定時間はエントリーしない」などのルールを作って本インジで時間をチェックしてみてはどうでしょう。

以前の記事『FXで勝ちやすい時と負けやすい時はどんなとき?』でも書きましたが、私の場合は、負けた直後のリベンジエントリーの勝率が悪いため、決済後は最低4分のインターバルを取ると決めています。その際の時間確認に本インジを使っています。

スキャルピング禁止の口座に

スキャルピング禁止のFX業者や口座を使っている場合は、エントリーや決済から一定時間以上を確保する際の経過時間の確認に本インジケーターが使えると思います。

設定パラメータ

Mi_TradeLapTimeの設定パラメータは下図の通りです。時間を算出する対象の通貨ペアを「現在の通貨ペア」または「全通貨ペア」から選択できます。また「エントリーからの経過時間」と「決済からの経過時間」を表示するかどうかをそれぞれ指定することができます。

設定パラメータ

ダウンロード

Mi_TradeLapTimeは下記から入手できます。

  • Mi_TradeLapTime直近トレードからの経過時間を表示するインジケーター

バージョンアップ履歴

更新日 Ver. 概要
2023年2月8日 v01 リリース

インジケータのインストール方法が分からない人は「MT4にインジケーターを入れる方法(初心者向け)」を参照してください。

補足:「口座履歴」に直近のトレードを含めてください

本インジケーターは経過時間の算出のためにMT4下部の「口座履歴」の決済時刻を参照しています。表示される経過時間がおかしい場合は、「口座履歴」に直近のトレードが含まれていない可能性があります。その場合は「口座履歴」に直近のトレード履歴が含まれるように口座履歴の期間を調整して下さい。

まとめ

直近トレードからの経過時間を表示するインジケーターの紹介でした。

自分用に作成したものですが意外と重宝すると思ったので公開することにしました。気になったら一度使ってみてください。

特に、ポジポジ病の人は、思った以上に短時間でトレードを繰り返していることに気付くと思います。ポジポジ病が治るきっかけになるかも。

日頃のトレード改善にどうぞ。

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