MT4 時間足ごとにラインの色を自動で変更するインジケーター(Mi_LineStyle)
時間足ごとにラインの色やラインのスタイル(実線や点線など)を決めておくと、チャートが整理されて見やすくなります。
例えば日足で引いたラインは青色、1時間足は赤色、5分足は点線、とかそんな具合です。実際にそうやってチャートをきれいに整理している人も多いのではないでしょうか。でも毎回手作業で色を変えるのは正直しんどいですよね。
そんな場合に使えるインジケーターです。
2021年1月15日バージョンアップ(v06)
バージョンアップしました。プログラムコードの整理を実施(機能上の変更はありません)。
どんなインジケーター?
このインジケーターはラインを引いた時に、ラインの色などを時間足ごとにあらかじめ設定したスタイルに矯正するインジケーターです。
↑左はインジケーターを使わずにラインを引いた場合のチャート。右はこのインジケーターを使ってラインを引いた場合のチャートです。右図の様にラインを引くと自動で時間足ごとに設定したスタイルに強制的に変更します。
このラインって何のラインだったっけ?
1枚のチャートで時間足を切替えながら相場分析をしていると、いつの間にかチャートがラインだらけ。色や太さもバラバラで、どの時間足で引いたラインなのかさっぱりわからない。そんなことってありませんか?
かといって、一回一回ラインの色を手動で変えるのは面倒です。
そんな場合には、このインジケーターが役に立ちます。チャートの時間足を判別して、ラインのスタイル(色、太さ、線種)を自動で矯正します。
ラインを気ままにザクザク引いても、自然とチャートに一定の規則が生まれます。
↑使用時の例です。どの時間足で引いたラインなのかがすぐに判別できます。
機能
このインジケーターはラインなどのオブジェクト新規生成したときに、時間足ごとにあらかじめ設定したスタイルに変更します。
対象のオブジェクト
対象となるオブジェクトは、以下の6種類です。
- 垂直線
- 水平線
- トレンドライン
- フィボナッチ・リトレースメント
- 長方形
- テキスト
オブジェクトの名前がMT4のデフォルト名で始まるもの(例えば、水平線ならHorizontal Line ~)にスタイルを適用します。
インジケーターで引いたラインなどでオブジェクト名がデフォルト名ではないオブジェクトにスタイルと適用したい場合には、設定パラメーターにそのライン名(一部で可)を記入すると適用対象となります。
一括設定と個別設定
設定の手間が少ない「一括設定」と、オブジェクトごとに個別指定できる「個別設定」を用意しています。
たとえば、水平線は個別設定でしっかり指定して、他のオブジェクトは一括設定でざっくり指定するといった融通が利きます。
使い方
使い方は簡単です。最初に設定パラメーターにて時間足ごとにスタイルを指定するだけです。あとは普通にMT4でラインを引けば設定したスタイルが反映されます。
補足
スタイルが適用されるのは新規にラインを生成した直後だけです。特定のラインだけ色を変えたい場合は、スタイル適用後に手動で変更してください。
また、高速で複数のラインを引くと処理が追い付かずにスタイルが反映されない場合があります。複数のラインを引く場合は1秒以上の間隔をあけてください。
設定項目
設定項目は以下の通りです。全部を個別設定するのはしんどいと思いますので、基本的には一括設定でまとめて設定するのが良いと思います。
↑個別設定の項目がこの後にずらーっと続くので図は割愛しています。
ダウンロード
このインジケーターは下記から入手できます。
Trial
Mi_LineStyle【試用版】
試用版はUSDJPYで使えます(無料)
Standard
Mi_LineStyle【標準版】
標準版は通貨ペアの制限なし(ゴゴジャンで販売中)
インジケータのインストール方法が分からない人は「MT4にインジケーターを入れる方法(初心者向け)」を参照してください。
バージョンアップ履歴
更新日 | Ver. | 概要 |
---|---|---|
2021年1月15日 | v06 | コードの整理(機能上の変更はなし)。 |
2020年9月28日 | v05 | 垂直線、フィボナッチ・リトレースメント、長方形、テキストに追加対応。一括設定機能を追加。 |
2020年6月28日 | v04 | シンクロナイザ(Mi_Synchronizer)との連動のため内部ロジックを小変更。 |
2019年12月31日 | v03 | スタイルの反映処理タイミングの改善(即時化) 設定パラメーターの整理 |
2019年6月23日 | v02 | コードの整理 |
2019年6月15日 | v01 | リリース |
まとめ
時間足ごとにラインの色やスタイルを変えるインジケーターの紹介でした。
私は1枚のチャートで時間足を切替えながらマルチタイムフレーム分析をしますので、色などを区別しないと何が何だか分からなくなってしまいます。かといって毎回色替えするのも面倒で、、、。ということでチャート分析の時にできるだけストレスを減らしたいと思い作ったインジです。
チャートが整理されるのでなかなかおすすめです。良かったら試してみてください。
はじめまして。
とても分かりやすいサイトで参考にさせて頂いております。m(__)m
このMi_LineStyle_v01をDLしたかったのですが、現在できないようです。 もし宜しければお返事お願いいたします。
kaiさんへ
コメントありがとうございます。記事を書いた後でファイルを上げようと思っていたのに、書き終えた達成感ですっかり忘れてしまっていました。ペコリ。今はダウンロードできる状態になっていますのでどうぞ。
ありがとうございます!
ダウンロードできました。
上手に使いこなせるようになりたいです。
感謝です。
匿名さんへ
どうぞ使いこなしてやってください!
Mi_LineStyle【試用版】はWindows7では動作しないのでしょうか?
動作確認できたらMi_LineStyle【標準版】を購入しようと思っていたのですが...、
もし、Mi_LineStyle【標準版】を購入して動作しなかった場合は返金できますか?
ソウさんへ
ご質問ありがとうございます。
Mi_LineStyle【試用版】はWindows7でも動作するように作ってあります。もし動作しないのであれば下記の2つの要因が考えられますのでご確認ください。
【①対象通貨ではない】Mi_LineStyle【試用版】はドル円(USDJPY)以外のチャートでは使用できないように制限がかかっています。ドル円のチャートで動作するかお試しください。
【②他のインジやEAの干渉】他のインジケーターやEAが干渉しているかもしれません。いったんチャートを全て閉じてから、新規にチャートを開いてMi_LineStyle【試用版】だけをチャートに適用して動作するかお試しください。
なお【試用版】と【標準版】の違いは通貨ペアの制限のみで、動作自体は同じです。ですので【試用版】が動作しないPC環境では【標準版】も動作しないとお考えください。ご購入後の返金はできませんので、まずは【試用版】にて動作をお確かめくださいますようお願いいたします。
こんにちは。ラインの色が時間足毎に自動で設定されるので大変便利に使わせてもらっています。ただひとつ質問したいのですが、対象ライン名1(任意)のところの設定はどのようにチャートに反映される仕組みになっているのでしょうか?時間足毎に色で区別はしているものの、文字でもそのような表示ができるのであれば大変ありがたいのですが、イマイチ正しい設定の仕方が解りません。
KATSUさんへ
コメントありがとうございます。
「対象ライン名1(任意)」は、他のインジケーターなどを使って水平線やトレンドラインを引くことがある方のための設定です。
どういうことか以下で詳しくご説明します。
MT4では、手動で引いたラインには、「Horizontal Line123」「Trendline123」といった名前が自動で割り当てられます。
一方で、インジケーターなどのプログラムで引いたラインには、インジケーターの制作者が指定したオリジナルの名前が付けられます。
本インジケーターでは、原則として「Horizontal Line~」「Trendline~」で始まる水平線とトレンドラインのみを処理対象としています。これは他のインジケーターでよって引かれたラインに干渉を及ぼさないようにするためです。
設定の「対象ライン名1(任意)」は、他のインジケーターによって引いたライン(MT4のデフォルトのライン名ではないもの)を色矯正の処理対象としたい場合に、そのライン名の一部を入力すると処理対象に含めるというものです。
使用例としては、本ブログのインジMi_KeyToDrawで引いたラインはライン名が「Mi_KeyToDraw~」で始まりますので、この名前を設定項目に入力しておくと本インジケーターの色替えと連動させることができます。(ただし、対象は水平線とトレンドラインのみです)
なお、テキストラベルを時間足ごとに色を変えたりしたいという件につきましては、今のところは本インジケーターには組み込んでおりません。インジの設定項目が多くなるため使いづらくなるかもしれないなぁという思いからです。ただし、プログラムとしては実現は容易ですので、同様のご要望が他の方からも出てくるようでしたら将来のバージョンアップにて組み込みを検討致します。
長々と書いてしまいました。分かりにくかったらまたご連絡下さいませ。
購入しました。
しかし、設定を変更しても反映されません。
例えば、1hの水平ラインを一旦ピンクなどで設定したあと、ブラウンに変更した場合、それが反映されません。
ラインの太さなども反映されません。
改善方法を教えてください。
よろしくお願いします。
熱志さんへ
ご購入いただきましてありがとうございました。
お問い合わせの内容を拝見するに、機能に誤解があるのかもしれません。
このインジケーターが色やスタイルを矯正するのはラインを新規生成した時のみです。過去に引いたラインには何も操作をしません。
つまり、インジケーターのパラメーターでピンクなどに設定してラインを引くとそのラインはピンクになりますが、その後にインジケーターのパラメーターをブラウンに変更しても過去に引いたピンクのラインがブラウンに変更されるわけではありません。
よろしくお願いいたします。
私の方が何か勘違いをしているようでしたらご指摘くださいますと助かります。
度々すみません。
いえ、例えば1hのラインをピンクに設定し、見にくいので緑に変更保存したとします。
そして、新規のライン引くと、変更保存したはずの緑ではなく、変更前のピンクになってしまいます。
熱志さんへ
なるほど、わかりました。今まで見たことのない症状です。
原因を調査するため2点教えてください。
Q1ご提示いただいた例で「ピンクから緑に変更保存した」後にもう一度インジケーターの設定ウィンドウを開き直すと、設定はピンクか緑かどちらになっていますか?(設定が保存されているかの確認です)
Q2.私の方でも動作を確認しますので、お使いのFX業者とMT4のバージョンを教えてください。(バージョンはMT4メニューの「ヘルプ」→バージョン情報で表示されます。Version:4.00 build 1260など)
また、他のEAやインジケーターの干渉の可能性もありますので以下をお試しください。
①開いているチャートを全て閉じる
②新規チャートを1枚だけ開きMi_LineStyleのみを適用した状態で動作させる
これで正常に動作するならば他のEAやインジケーターの干渉が原因です。
以上よろしくお願いいたします。
恐れ入ります。
A1.設定はキチンと保存されています。
A2.アキシオリー
バージョンは4.00build1260
です。
しかし、チャートを閉じて新規のチャートをおこして試してみた、キチンと設定が反映されていました。
ご指摘どうり、なにかが干渉してたようです。
お騒がせいたしました。
熱志さんへ
ご回答ありがとうございました。正しく設定が反映されたようで良かったです。
またご連絡いただいたアキシオリーのバージョン4.00build1260で動作チェックし、正常に設定が反映されることを確認致しました。
何かお気づきのことがありましたらまたお気軽にご連絡くださいませ。
時間足ごとに色や線種などのラインスタイルを自動で矯正するインジケーター
Mi_LineStyle
と、ショートカットキーでラインやフィボナッチを描画するインジケーター
Mi_KeyToDraw
を同じチャートに入れた場合、両方を同時に反映させることはやはりできないのでしょうか?
例えば、ショートカットキー『Mi_KeyToDraw』を使って引いた水平線が
『Mi_KeyToDraw』で設定通りの時間足ごとの線色になることはないのでしょうか?
お忙しい所、恐縮ですが、お時間の許すときに回答して頂ければ幸いです。
ハルさんへ
お問合せありがとうございます。
Mi_KeyToDraw(ショートカットのインジ)でラインを引いて、そのラインをMi_LineStyleで時間足ごとの色に矯正したいというご希望ですね。私自身そのように使っていますので大丈夫です。
<やり方>
1.Mi_LineStyleとMi_KeyToDrawを同じチャートに入れる。
2.Mi_LineStyleの設定パラメータの「対象ライン名1~5」のどれかに「Mi_KeyToDraw」と入力してください。
1,2をやっていただければ、Mi_KeyToDrawで引いたラインもMi_LineStyleで時間足ごとに矯正されるようになります。
説明が分かりにくい箇所がありましたらまたお気軽にご連絡ください。
管理人様、回答ありがとうございました!
尊敬いたします!
ハルさんへ
どういたしまして。また何かあれば声をかけてください。
まずお試しで無料版をインストールしました。
mt4で使用しようと思うのですが、mt4 のインジケータ部分にドラッグ&ドロップをしたのですが
カスタムの部分に表示されません。
ご教授お願いします。
まさしさんへ
コメントありがとうございます。
おそらくインジケーターのインストールができていないと思われます。
「MT4のインジケータ部分にドラッグ&ドロップをした」とのことですが、MT4のナビゲータにファイルをドラッグ&ドロップしてもインジケータはインストールできません。
インジケータをインストールするには、MT4メニューのファイル→データフォルダを開く からフォルダを開いていってフォルダの中にインジケータファイル(ex4ファイル)を入れるようにします。
詳しくは「このページ」を参照ください。
無事表示することができました。
ありがとうございます。
有料を購入希望なのですが支払いはどのような方法になるのでしょうか?
まさしさんへ
有料版はゴゴジャン(外部サイト)に出品しています。具体的な支払い方法などはゴゴジャンのサイトでご確認くださいますようお願いいたします。
お世話になっております。
Mi_LinStyleを購入して使っていますが、簡単に色分けが出来てとても助かっています。
そしてラインの同期もさせたいと思って
Mi_Synchronizerの試用版をダウンロードして使用してみました。
USDJPYのチャートで試したところ、
同期はできていますが、
Mi_LinStyleで設定したそれぞれの時間足の色にはなりません。
連動させるのに何か設定が必要でしょうか?
よろしくお願いしたします。
Maoさんへ
コメントありがとうございます。
ご質問についてですが、バージョンv04以降のMi_LineStyleをお使いであればMi_Synchronizerと特別な設定をしなくても連動します。
もし古いバージョンをお使いでしたら最新バージョンへ変更下さい。
バージョンに問題が無いようでしたら、他のインジケーターと干渉している可能性もあります。
Mi_LineStyleとMi_Synchronizer以外のインジを全て外してためしてみてください。
あとは、もしかしたらMaoさんの思っている連動のイメージと違うという可能性もあります。
Mi_LineStyleとMi_Synchronizerは下記のように連動します。
【連動の例】
①例えばUSDJPYの4時間足チャートと1時間足チャートの計2枚を開いているとします。(2枚ともにMi_LineStyleとMi_Synchronizerをセット)
②4時間足チャートにて新規に水平線を引くと4時間足チャートにセットされているMi_LineStyleの設定に従ってラインの色が矯正される(たとえば黄色に矯正されたとします。)
③上記②で矯正された黄色の水平線がMi_Synchronizerによって4時間足チャートから1時間足チャートに複製コピーされる(1時間足チャートにも黄色の水平線が生成される)。
上記で解消しなければまたご連絡ください。
早速お返事いただきありがとうございました。
バージョンは問題なかったので、ほかのインジ外したりしていろいろいじってたら
おっしゃったような連動例ができるようになりました。
とても素晴らしいインジで感動しました。ありがとうございました。
購入させていただきます。
Maoさんへ
その後の状況のご連絡ありがとうございます。連動がうまく動いたようで一安心しました。
またご不明点などが出てきたらお気軽にご連絡下さい。