[MT4]チャートを見やすくする!色設定の小技5つ

チャートにラインやインジケータを表示していると、いつの間にかごちゃごちゃして見にくくなってしまうことってありませんか?

そんな時に試して欲しい小技を5つ紹介します。びっくりするようなテクニックではありませんが、私がいろいろ試して「見やすいな。」と感じたチャートについて整理した内容です。

ここの内容を押さえればだいたい見やすいチャートになると思います。

小技1 背景は白黒どっち?背景は黒一択です

まず、チャートの背景色は黒がおすすめです。おすすめの理由は二つあります。

  1. 黒背景の方が長時間見ていても疲れにくいこと
  2. 使える色数が多いこと

一つ目の理由は、トレーダーの皆さんなら実感したことがあると思います。背景が白だと、明る過ぎてチャートを長時間見ていると目がチカチカして疲れてしまいます。トレードを終えると目がすごく凝っていると感じることも。トレーダーの目は命。目に優しい黒色が良いと思います。

二つ目の理由は、黒背景の方が、ローソク足やライン、インジケーターなどの表示に使える色が多いという意味です。下の図を見てみてください。

白背景と黒背景の色相関図

この図は、色彩心理学で使われる色相環の円を白と黒をバックにして表示したものです。

ぱっと見で白背景よりも黒背景の方が色がくっきりと見えるのがわかると思います。白背景だと、黄色・水色・黄緑色あたりの淡い色は、背景の白に埋もれがちです。これは言い変えると、白背景ではラインやインジケーターの色に淡い色が使いづらいことを意味します。

一方で、黒背景の方はどの色もくっきりと見分けることができます。つまりチャートで使える色の選択肢が白背景よりも黒背景の方が多いということです。チャートをカラフルにする必要はありませんが、使える色の選択肢は多い方がいいですよね。

以上の二つの理由から、私はチャートの背景色には黒をおすすめします。(このブログに載せているチャートには、白背景のものもありますが、あくまでブログ上の見やすさのためです。普段はもっぱら黒背景でトレードしています。)

小技2 意味のないグリッドは消してしまう

グリッドの有無によるチャートの見え方の違い

MT4のグリッドは消してしまいましょう。その方がチャートが見やすくなります。

そもそもMT4のグリッドは、チャートの最大価格と最小価格を適当な間隔に等分して線を引いてあるだけです。グリッドのラインが示す価格には何の意味もありません。トレードに必要な水平線をちゃんと引きさえすれば、グリッドはじゃまなだけなので消してしまいましょう。

そうは言っても「グリッドが無いと目が泳ぐ」という人もいるかもしれません。そんな場合は、キリ番(100円ぴったりとか50pips毎とかのキリが良い数字)ごとに水平線を引くインジケーターを使うと良いです。キリ番で水平線を引くインジケーターはネットで探せば無料のものが見つかると思います。私が作ったもので良ければ下の記事にあります(有料インジです。無料の試用版もあります)。

とにかく、意味のないグリッドは消してしまって、意味のある水平線を引いた方がいいよということです。グリッドを消すには、チャート上で右クリックして表示されるメニュー内の「グリッド(G)」の選択を外すだけです。

小技3 陽線と陰線は反対色でしっかり区別する

反対色

ローソク足は、チャートの中でも最重要の情報ですから、ちゃんと理由を持って色をセレクトした方が良いです。私のおすすめの設定は、ローソク足の陽線と陰線を反対色にすることです。反対色とは色相環の対角線どうしにあたる色のペアのことです。

例えば陽線を赤色にしたら、陰線は反対色の水色にします。反対色を使うメリットは、反対色どうしは色の区別が容易なので、チャートをかなり小さく表示しても陽線と陰線をはっきりと見分けられることです。さらに反対色どうしは、それぞれの色の印象の強さが同程度なので、陽線・陰線のどちらかに心理的なバイアスがかかるのを防ぐこともできます。上昇・下落のどちらの局面でも公平にチャートを見ることができるという意味ですね。

おすすめの反対色のペアは、標準の色設定のパネルに用意されているRedとAquaです。RedとAquaはちょうど反対色どうしで、かつ上昇・下落のイメージともマッチするのでおすすめです。

ロウソク足の色設定の例

↑ロウソク足の色を変えて4つのチャートを表示したものです。③が反対色同士であるRedとAquaを使ったものです。その他のチャートに比べて陽線と隠線がはっきりと区別できると思います。そのため、相場がどこで上昇から下落(または逆)に切り替わったのかを一目で判断することができます。

小技4 意味に合わせた色を使う

ラインやインジケーターには、それが示す意味に合った色を選択するとチャートが見やすくなります。下の図を見てください。

ストループ効果を示す図

「危険」「安全」「注意」の文字を文字色を変えて表示したものです。左右の図を見比べてください。

左側の図に比べて、右側の図は何だか違和感を覚えませんか?その違和感は、色が持つイメージと文字の意味がずれていることから人間の脳が文字の意味を理解するのに時間がかかるために生じます。学問的にはストループ効果と呼ばれる現象です。

これをチャートの場合で考えてみましょう。ラインなどの色とそのラインが示す意味がずれていると、「理由はよく分からないけど、なぜかチャートが見にくい。頭に入ってこない。」ということになります。「見にくい」というよりも「わかりにくい」と言った方が正確かもしれません。相場分析が苦手な人はもしかしたら色の選択が良くないのかもしれません。

あなたの脳が素直にチャートを読み解けるように、ラインが表すものの意味と使う色をマッチさせましょう。色の選定はご自身のトレード戦略にもよるので一概には言えませんが、例えばレジサポなどには固そうな色、移動平均には柔らかそうな色などを使うと素直なチャートになるのではないでしょうか。

ただし、あまり悩む必要はありません。色から受ける印象は人それぞれです。自分にとって違和感の無い色を使えばそれが正解です。

小技5 ラインやインジの明るさを落とすっきりする

ラインやインジケーターの色は、ローソク足よりも少し明るさを落とすとチャート全体がすっきりした印象になって、がぜん見やすくなります。

チャートがごちゃごちゃして見えてしまうのは、たいていの場合ラインやインジケータの色が明るすぎるからです。MT4の色選択のパネルに用意されている色は明るい色が多いので、そのパネルから適当に色を選んでラインやインジを表示すると個々の主張が強すぎて全体的にごちゃごちゃした感じになってしまいます。

ラインに使う色の系統(赤・青・黄色など)は、ラインの目的に応じて自由に決めれば良いですが、チャートをすっきりとさせるためにラインの明るさは少し落とすことをおすすめします。

ラインの明るさの違い

上図はラインの明るさを落とした場合の例です。左のチャートは、水平線はYellow、トレンドラインをLime、ボリンジャーバンドをHotPinkで表示しています。右のチャートは、それらのラインの色の明るさを少し落としたものです。(画像クリックで原寸画像が表示されますので、原寸で見比べてみてください。)

ぱっと見はどちらも似たように感じるかもしれませんが、いざちゃんと価格の動きをよく見ようとすると、左のチャートは各ラインがチカチカしてうっとおしく感じませんか? 一方でラインの明るさを落とした右のチャートは、ローソク足一本一本がちゃんと見えて、価格の流れも見やすいと思います。ラインの数がもっと多くなると、よりその効果がはっきりと感じられるようになります。一度あなたのチャートで試してみてください。

明るさの設定方法

↑明るさを落とす方法は簡単です。ラインの色選択パネルから「カスタム」を選び、明るさ調節の三角形をドラッグするだけです。「明るさ(L)」の欄の数字が80くらいになるように調節するのがおすすめです。

また下記は、自分用にカスタマイズしたパレットからラインの色を簡単に変更したり、ショートカットキーでトラインを引いたりできるインジケーターです。有料ですがかなりおすすめできるインジケーターです。無料の試用版もあるので、一度ためしてみてください。

番外 インジケーターの断捨離

断捨離のイメージ

これは色設定とは少し趣旨が外れてしまいますが、チャートに表示しているインジケーターを棚卸しして、ついでに断捨離することをおすすめします。これは、チャートを見やすくするだけではなく、一回一回のトレードを意味のあるものにすると思います。

チャート上にインジケーターをたくさん描画すると、いかにも分析しているような雰囲気になります。でも「なんとなく表示しているけど実は使っていない。」とか「使っているけど勝ててない。」なんてことありませんか? そんなインジケーターやラインは思い切って消してしまった方が良い結果が得られるかもしれません。

そういう私も、チャートにいろいろなインジケーターを表示させてトレードしていたことがあります。ですが、チャートは見にくくなるし、相場分析に余計な心理バイアスがかかるしで、全然いいとこ無しでした。結局「じゃまだな。」と思ってほとんどチャートから取り払ってしまいました。そのおかげで一本一本のローソク足やチャートの形状をよく見てチャートの意味を読み解くくせをつけることができたと思います。

もしあなたも同じような感じでしたら、インジケーターの断捨離をやってみるといいですよ。チャートが「読める」ようになります。

まとめ

チャートを見やすくする小技を紹介しました。まとめると以下の5点です。

  1. チャートの背景は黒
  2. グリッドは無し
  3. 陽線と隠線は反対色
  4. 意味と色を合わせる
  5. ラインやインジの色は明るさを落とす
  6. インジを断捨離

下記の記事ではこれらの小技を使って色設定した具体例を一つ紹介しています。よかったらどうぞ。

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色設定の一例をビフォアアフターで紹介しています→『[MT4]チャートやラインの色設定のおすすめ例

コメント

この記事へのコメント(2 件)

  • nanaoさんより

    断捨離w
    まさにそれを実行しているところです。
    最初はMAだけでしたが、
    色々勉強していくうちに、場面によって邪魔になったり有効だったりで
    自分にしっくりくるのはどんなセッティングなのか
    4ヶ月間もそこにハマってしまいほとほと疲れました。
    何を残して何を捨てるのか本当に難しいです。

  • 管理人ですさんより

    nanaoさんへ
    コメントありがとうございます。私もチャートのセッティングにはまったことがあります。いろんな組み合わせをテンプレートにしたりしました。どっぷりつかれますよね。。。。取捨選択で迷ったら、根っこの部分から考えてみるのもありかもしれません。
    たとえば、波のエントリーのタイミングをとらえたい場合、このタイミングって具体的にはどういう条件なんだろうと考える(例えば前回高値越えとか)→その条件でサインを出すインジを残す。
    などのように、いったん気持ちをリセットして、自分が必要とするものは何か?に立ち返ってから、それに都合の良いインジを選択するという感じです。
    そうこうしているうちに私の場合は、「自分でラインとか引いた方が早いし融通が利くのでは?」ってことになって大半のインジが消え去ってしまいました。