MT4 チャートにメモ書きするインジケーター(Mi_ChartMemo)

MT4でチャートに簡単にメモ書きできるインジケーターを作りました。少し長い文章にも対応しているのでチャート分析やトレード日記などに使えます。

どんなインジケーター?

「Mi_ChartMemo」はチャートに簡単にメモ書きができるインジケーターです。(下図)

Mi_ChartMemoの動作概要

↑このようにチャートの左寄りに文章を整列して表示します。文章の編集はWindowsの「メモ帳」でいつでも簡単に行うことができます。

相場動向やトレードのメモ、マイルールや重要指標の覚書など、思いついたときにすぐメモすることができます。ボタンをクリックするだけで文章の表示/非表示も切り替えられるので邪魔な時には消しておける柔軟な仕様です。

気付いたことはすぐにメモ

トレード中には、様々なことを考えたり思いついたりします。例えば「あ、これ手法に使えるかもしれない」とか、「マイルールに〇〇を加えよう」とか「トレードの成功要因や失敗要因とその時の感情」などなど。

そういった気づきを書き残しておくと、後々に自分のトレードスキル向上に役立ったり、手法のタネになったりします。書き残す方法は、紙のノート・エクセル・パワーポイントなどいろいろありますが、「手間がかからない」ことが続けるために重要だと私は思うのです。普通の人は「めんどくさい」ことは後回しになってそのうち忘れてやらなくなってしまいます。

だから、とにかく書き残す作業のハードルをできるだけ取り除くことを目指したのがMi_ChartMemoです。

トレード中に思いついたことをつらつらと書きためれば、いつの間にか結構なボリュームの内容になります。「こんなにいろいろ考えながらトレードしてたのに、ほとんど忘れてしまってた。」ときっと思うはず。

適当なタイミングで、スクリーンショットを撮って画像にすれば、わざわざエクセルやパワポでまとめなくても即席のトレード日記やトレードレポートが出来上がり!

トレードスキルを上げるには地道な努力が必要ですが、余計な手間をかける必要はないと私は思うのです。

Mi_ChartMemoの使い方

使い方は下記のとおり。簡単です。

「メモ」をクリックで文章を表示/非表示

Mi_ChartMemoをチャートにセットすると、左上に「メモ」と表示されます。これをクリックすると、文章の表示/非表示を切り替えることができます。

Mi_ChartMemoの使い方1

「編集」をクリックで文章を編集

「編集」をクリックすると、Windowsのメモ帳が開きます。メモ帳で文章を編集してCtrl+Sで保存するとチャートのメモ書きが更新されます。

Mi_ChartMemoの使い方2

編集が終わったらメモ帳は閉じてください。

文章は同一通貨ペアで共有される

別のチャートでも同じ通貨ペアであれば文章は共有されます。

Mi_ChartMemoの使い方(共有)

設定パラメータで文章が共有されるレベルを「通貨ペア&時間足」にすることもできます。

「■」をクリックで背景ベタ塗り

「■」をクリックすると背景が塗りつぶされて文章が読みやすくなります。

Mi_ChartMemoの使い方3

設定パラメータ

設定パラメータは下図の通り。文章を共有する範囲を「メモグループ」で指定します。

設定パラメータ

使用時はDLLを有効にしてください

Mi_ChartMemoは処理にDLLを使用します。Mi_ChartMemoの設定ウィンドウで「DLLの使用を許可する」にチェックを入れて使用してください。

DLLの使用を許可

ダウンロード

このインジケーターは下記から入手できます。

バージョンアップ履歴

更新日 Ver. 概要
2024年9月14日 v03 リリース
メモのグループを「通貨ペアごと」「通貨ペア&時間足」のどちらかで指定できるように改良。
2024年9月13日 v02 テスト版(非公開)
自動で改行を行う処理を追加。行間等を自動調整する処理を追加。
2023年11月30日 v01 テスト版(非公開)

インジケータのインストール方法が分からない人は「MT4にインジケーターを入れる方法(初心者向け)」を参照してください。

まとめ

チャートにメモを書くインジケーターの紹介でした。

とにかくシンプルに、手間なく記録が残せるツールを目指しました。

トレードスキルの底上げにご活用ください。

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